2023年1月4日(火)日経MJ
「インバウンド再起動」
1面~5面までの大特集。
「識者が語る振興策、ジャパンガイド社長ステファン・シャウエッカー氏、多言語での情報発信を」
では、情報発信の重要性がまとまっていて分かりやすかった。
ポイントは以下のとおり、
・厳しすぎるコロナ対策は誘致の重荷に
・予約システムは多言語対応で
・電車や温泉などでの正しいマナーや文化の違いをきちんと発信
インバウンドは、基本的に東京・大阪・京都が人気であり、中心だが、今までそれほど注目されていなかった地方の観光地のページのアクセスが増えているとのこと。
今の訪日客は、リピーターが多いと予想されており、リピーターへの新たな体験提供などが重要となりそうだ。
4面「じゃらんリサーチセンター研究員松本百加里氏、持続可能な旅、関心高く」
では、特に欧米豪の旅行者は『持続可能な旅行』への関心を高めていると指摘されていた。
佐賀県嬉野市の事例が取りあげられており、興味深い。
引用
「同市では現在、(特産品の嬉野茶を使った)『ティーツーリズム』を打ち出している。
宿泊施設などが場を提供し、周辺の茶農家と協力して、茶の文化を体験してもらう。
これにより、1次産業の課題解決にもつながる。自分たちの利益だけでなく、地域産業への貢献や、それに対する思いを知ることも旅行者にとっての価値になる」
地方の観光地も活性化していくかもしれない。
今日の日経新聞では、EUから離脱した英国について、外国を遠のける攘夷(じょうい)では豊かになれず、とあった。
自国を優遇する政策が他国を遠ざけ、自国に投資を呼べず、金融政策の失敗が信用を失わせる。
今後の日本がそうならないように願いたい。
「安くて(円安)、美味しい(グルメ)国」、だけでは持続的ではないと感じる。