2022年12月16日(金)日経MJ
「『ウーバー』的な家事代行」
(ヒットのクスリ)
2022年の日経MJヒット商品番付の横綱は「コスパ&タイパ」だった。
タイパ(タイムパフォーマンス)が重視されるのは、コロナ下で消費生活のデジタル化が加速してやってみたいことが増え、面倒なことは減らしたいとのニーズも強まったからだとある。
その中で、家事代行マッチングのCaSy(カジー)が取りあげられていた。
加茂社長は、家事代行を身近なものにした。通常3時間からのところ、1時間から頼める。また、最短3時間で駆けつけてくれるらしい。YouTuberのマコなり社長が、家事代行をかなり推していたのもあってか、若い世代の利用者も多い。
引用
「20代後半以降の単身者の需要が全体の約40%を占めている。スポット契約が中心だが、定期利用コースも用意している。」
「苦手なことは得意な人」に、という傾向があって良いと感じる。
また、気になる安全面。
2019年頃「キッズライン」で、男性シッターよる子どもに対する強制わいせつ事件が数件起きた。
家事代行は、大人を対象としており、一緒ではないが、インターネットにおけるマッチングについては怖さもある。
これについては、双方が登録する際に、反社会的、犯罪歴があるかどうかのチェックを実施。キャストに110番通報ボタンを持たせているとあった。
この対策もあってか、現在の会員登録者数は15万人という。
行動経済学に、メンタルアカウンティング(心理会計)という理論がある。私たちは、働いて得た給与より、臨時収入を軽く扱ったりする。
また支出面では、同じお金なのに、光熱費を安く抑えた分を、食費に回したりしにくい。逆に食費のアッパーがきていても、交際費として支払うことに抵抗はなかったりする。
家事代行を頼む人が、どんな風に支出を考えたのか興味がある💭
私は今のところ、家事負担が重くないので、どこかから捻出するつもりはないw
個人的な話だけれど、最近、「時間を有効に使いたい」という意識が強迫観念のようになってしまい、体に力が入って抜けなくなって、整体にいそいそと行ってきた。
コスパやタイパも固執してはいかんなと。
家事代行で得られた時間にフォーカスするより、「苦手なことは得意な人に」というところ。そういう世の中になって行くと良い。
自分も含めて、1時間の価値がそれほど高い人は多くないと思う。
タイパに着目するより、苦手なことを嫌々やるのを、スっと避けて生きていけたら、もっと幸せな人が増えると思うのだ。