negative capability
「不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力」
と、帚木蓬生さんは著書の中でこの能力をとても評価している。
「私たちは「能力」と言えば、才能や才覚、物事の処理能力を想像します。学校教育や職業教育が不断に追求し、目的としているのもこの能力です。問題が生じれば、的確かつ迅速に対処する能力が養成されます。
ネガティブ・ケイパビリティは、その裏返しの能力です。論理を離れた、どのようにも決められない、宙ぶらりんの状態を回避せず、耐え抜く能力です。」
帚木 蓬生. ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書) (Kindle の位置No.152-156). 朝日新聞出版. Kindle 版.より
これ、よくぞ言葉にして日本までどなたか持ってきてくれたな、と感謝している、帚木さんが持ってきたのかはわからないが、とにかく不安や苦しさからHOW TOを求めることが増えている中で、大事な概念だと思う。