2023年2月27日(月)日経MJ
「居抜き物件やエージェント、ネットで仲介」
(先読みウェブワールド野呂エイシロウ)
不動産エージェントという個人で活躍する不動産のプロがいるらしい。
引用
「不動産売買などをオンライン上で手がけるTERASS(テラス、東京・港)の江口亮介社長に聞くと、同社に登録するエージェントは社員ではなく、業務委託している個人だという。
『ノルマがないため、押し売りをせず、付加価値の高いサービスを提供できる』と話す。また、高いコミッション率とフルリモートの働き方で、優秀な人材が集まりやすいそうだ。」
とあった。
同社は不動産のマッチングサイトで探す人と不動産エージェントをマッチングしている。
社長は、日本の不動産業界は米国と比べ、優秀な個人が活躍しにくい構造だと感じていたとあった。
投資などのアドバイザーは個人も耳にするが、不動産にも個人のエージェントがあったとは知らなかった。
また、中古住宅について以下のとおりある。
引用
「中古住宅市場は成長性が見込めるが、新築より専門性が求められる。消費者にとっては自分に合ったエージェントと出会うことが売買では大事になる」
とのこと。
インターネット登場以降、「出会い」というものにマッチングという言葉がよく使われるようになった。
マッチングリスク意識というものがある。
購入した商品等が満足いかなかった場合を考慮し、購入を踏みとどまる原因となる。購入経験の無いもの、高価なものは大きくなり、不動産はその典型だろう。
個人のエージェントを信頼できるのかは、その報酬体系にもよりそうだなと感じた。
ニーズに合う出会いは、昔に比べれば容易になってきたのだろうか。
すべてのニーズを満たすものはなかなかないが、多くの人は自分に合うものを探し続ける。
そのニーズが本当に自分のものなのかは気になるところだ…
意外と親のニーズやパートナーのニーズを叶えようと一生懸命に生きていたりして。