2023年3月26日(日)
朝日新聞
「中高年の仕事『ナマ感』へ回帰」
働き方評論家
千葉大商科大・常見准教授(48)
中高年の働き方をテーマにしたインタビュー記事。「ナマ感」についてはさておき、以下の点が興味深かった。
引用
「ー―働き続けるとすれば今の仕事を休み、準備する期間も必要では。
『そう。でも有休やら育休などを含めた「休める環境」は、やはり大企業の方が恵まれている。
休んで自分のキャリアをシフトしようという発想が浮かぶ人と、浮かばない人がいる。僕は「休み方格差社会」と呼んでいます。
~休むという選択肢があることには気づくべきです。
いまの世の中、『無理だと思っても、やったもんがち』みたいなことはあるのですから」
とあった。
以前も投稿したかもしれないが、日本語レッスンをしている人(メキシコ出身)から「ギャップイヤーは取った?」と聞かれて、なにそれ?と聞き返した。
ギャップイヤーは、大学合格後、すぐ大学に入学せず、およそ1年間の人生経験を積んだあとに改めて入学するもの。
日本でそんな余裕のある人いる(いた)だろうか…うらやましい、と感じた。
休んでいる間に給与がなければ生きていけないのではないか、などと考えてしまう。休み方格差社会とは、まさにこの事か!(ちょっと違う)と思いつつ、確かに、休み方にこそ格差も生じるだろう。
それは、様々な格差の表出だ。
もともとギャップイヤーは、人生の節目の空いた期間を使って旅をするという意味らしく、古い映画だが、「食べて、祈って、恋をして」を思い出した。
この映画は世界的ベストセラーの映画化で、ジュリア・ロバーツが主演だった。
旅に出る主人公は35才。若い。
ま、年は何歳でも良いが、休み方、それは生き方とも言えるかもしれない。