今年は東京新聞と、ハル・エルロッドの「モーニングメソッド」。
分かりやすい自己啓発。
12月は
佐藤優さんと、斎藤環さんの「なぜ人に会うのはつらいのか」
三國清三さんの「三流シェフ」がとても面白かった◎
「なぜ人にあ会うのはつらいのか」に、精神科医である斎藤さんが、対話(ダイアローグ)によって統合失調症などの精神疾患の治療を行う話が出てくる。
引用
「対話によって患者を妄想というモノローグ(独り言)から抜け出せさせるのが目的です。
『対話』とは何か、というのも深いものがあって、世間一般で対話と認識されているものも実はそうでないことが多いのです。
議論、説得、説明といったものは相手との対話ではなく実際はモノローグなんですよ。
相手に伝えよう、理解してもらおう、考えを変えてもらおうといった結論ありきのやり取りは、この療法の肝となる対話ではありません。
対話は、それを続けること自体が目的です。」
普段、自分がしているのは、モノローグ(独り言)がほとんどだと感じるとともに、自分に投げ掛けられる言葉も、相手のモノローグでしかないと思うと、なんだか滑稽である。
会話は対等な関係性が必要であるし、会話のできる人というだけで、とても価値があるのだと感じた。https://amzn.to/3CyE7AR
三國シェフの本は、ドラマチックであっという間に読んでしまった。
これはネタバレだが、フランスで自分が日本人であること(当たり前だがw)に気付くシーンは印象的だった。https://amzn.to/3VWPlWL
「モーニングメソッド」は、これまでも何度も良いとされてきた目的意識や、ビジョンボード、アファメーション、瞑想、日記などで自己変革を起こす本だ。
わたしは、自己啓発的なことは、スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」に全て書いてあると思っている。
ただ、この本はけっこう抽象的で、第3の習慣「最優先事項を優先する」だけで1冊の別本があるくらいだ。私にとっては、この本だけで具体的行動に移すことは難しく、たまに他の具体的に書かれた本を読む。
例えば、「モーニングメソッド」に出てくるビジョンボードは、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」に通じたりする。
メソッドから習慣を作っていくのもよいと感じる。
いつもルーティンというのができないが、今年はちょっとルーティン作っていきたい。