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マーケティング 日経MJ

意識低い系の共感力

2023年1月18日(水)日経MJ,
「『だら活』でヒット連発 サンコー流『にんまり家電』」
山光博康社長インタビュー

昨日の一面、世界最小の家電メーカーを自称するサンコー(東京・千代田)の快進撃が止まらない、とあった。面白くて役に立つことを意識したユニーク家電でヒットを連発する。
アイデア会議を毎週開き、スタッフ全員が必ず1つ以上提案する。社内のネット掲示板にあげて、いろんな人がツッコミを入れたり、いいねする。
毎週全員が1つ以上というところがすごい。
節約志向も強いなか、商品は、面白くて役に立つことが必要だと言う。
買う人が心の中でニンマリするような『にんまり家電』だと。
サンコーの家電は、かなりニッチだと思うが、自分のニーズにバッチリあてはまったり、ネーミングが上手かったりして、ついにんまりしてしまうこともありそう。

アイデア出しについては、以下の通りある。
引用
「『最初は苦しいですが、習慣化して、どこかの時点で楽しくなります。
困りごとがネタなので普通に生活していれば常にありますよね。
~だらだらしているときのほうがいいアイデアが浮かぶものです。『だら活』のススメですよ』」
とあった。

困りごとは、たくさんある。
わたしはどちらかというと悲観主義で、常に「大丈夫だろうか…」と考えているためか、困り事が多い。
ひとつひとつ対応するときりがないため無視しているが、アイデアとして出していくというのも手かもしれない🙄

サンコーのマーケティングについては、以下のような指摘もあった。
引用
「最近は、エシカル(倫理的)、サステナビリティーなど、「意識高い」ワードをよく耳にする。
~サンコーのヒット商品はむしろ逆。機能はマジメでも、商品のネーミングやプロモーションでの目線は常に低い。」
と。
『意識低い系のマーケティング』だという。

確かに、その商品の「魅力」というのは、高い目線からは伝わらないのかもしれないと感じた。
どうにも低い意識のところから、共感は生まれるのかもしれないと。