2023年4月22日(土)日経新聞(社説)
「企業は底堅い消費を生かして攻めよ」
小売りの決算から、値上げの影響を感じさせない企業がファーストリテイリングだとあった。
22年9月~23年2月期の連結決算では、国内のユニクロ事業は秋冬商品の約2割で価格を引き上げ、春夏の一部も値上げしたが、既存店売上高は好調で収益を押し上げたとのこと。
23年2月期はようやく個人消費に活気が戻り、物価高は続きそうだが、小売りの経営者マインドは決して悪くないとあった。
特に中小企業においては、賃上げは進んでない印象だが、インフレの影響で、今後も値上がりが見込めるなら今のうちに購入しようという消費者意識の変化もありそう。
これを期に、デフレ脱却、さらに低成長からの脱却もありうるのだろうか。
同日9頁の記事、
「企業に響くバフェット砲」
(DeepInsight)
ウォーレン・バフェット氏の12年ぶりの訪日は、もたついていた日経平均株価を今週、年初来高値まで引き上げたとあった。
来ただけで…👀
日清HD村上社長について、以下の記載が印象的だった。
引用
「村上氏にとって、バフェット氏は経営の先生だ。
『私が成功したのは2メートルではなく、またぎ越せる30センチメートルのハードルを探したからだ』。
雲をつかむような大言壮語ではなく、わかりやすい事業を着実に手掛けて結果を出すことの重みを説くバフェット氏の金言は、手帳にとじ込んで10年持ち歩く。」
なるほど~
バフェット氏が言うからより響くというのはあるけれど、ビジネスだけではなく、生きてく上で大事なことかもと感じつつ、30センチメートルのハードルを意識的に探すことはけっこう難しそうとも感じた。
でもそれは、大きなハードルを越えなくてはという意識が見えなくしているのかもしれない。