2022年12月31日(土)日経新聞
「次世代を考えない政治の劣化」
吾妻橋さん
(大機小機)
引用
「12月中旬、『全世代型社会保障』の報告書が公表された。
子育て支援の充実が目玉というが、見合う高齢者支出の合理化にはほとんど踏み込んでいない。結局、赤字国債増発で賄う将来世代への支援とは、究極の矛盾といえる。」
とあった。
「借金に依存した社会保障」の現状についての危機意識は、全く見られないと指摘している。
また、
「いくら赤字国債を出しても、子会社の日銀が引き受ければ国民負担ではないというジョークを、まともに信じる政治家が増えている」ともあった👀
都合の良い理論にすがっているだけと映るが。
11月には日銀の保有する国際の時価評価が、簿価評価を下回り、含み損が発生した。
日銀は 購入した国債は満期まで保有し、途中では売らない。含み損が顕在化することはないといわれている。
が、一国の中央銀行が、 自国の国債の買いすぎで含み損を抱え込むとは、何という事態か…と、浜矩子さんは指摘している。
海外の投資家は、日銀の異次元緩和が限界に達し、国債相場が暴落すると確信しており、日本の国際を空売りしている。
円の価値はまだまだ下がるのだろうか。
円安の恩恵はあるものの、人手不足は深刻だ。知り合いの建築業を営む会社では外国人の労働者を雇うにも苦労している。
オーストラリアでワーキングホリデーで働けば、月収70~80万円ともあった(物価も高いが)。それで奨学金を返す人もいるとか。これはつまり、出稼ぎである。定年後、出稼ぎに行く人も出てきている印象だ。
日本の若い人にとっても、日本で働くことの魅力は下がっている。