2023年3月3日(金)日経MJ
「8日の『婦女節』商戦』
(中国人消費SNS分析)
3月8日の国際女性デーは、中国で「婦女節」と呼ばれ、職場などでは女性が半休とされたり、公的機関では女性に感謝を示すイベントなどが行われたりする、とあった。
2010年代後半からはECプラットフォームの発展で「女王節」や「女神節」などのネーミングで、婦人商品のキャンペーンを行う商戦となるがこれに変化があるとのこと。
引用
「21年ごろからのプロモーショントレンドを見てみると、単純に『女性に商品を売り込む』宣伝から『女性の悩みを代言し、寄り添う』ブランディングへと姿を変えている。
そこで重要なことは、現代中国女性にとっての悩みを知り、それに沿ったメッセージを発していくことである。」
とあった。
また、中国女性の悩みに関するクチコミを収集、分析した調査では、悩みの多い順に「子ども」「睡眠(寝不足)」「仕事」と続いたとのこと。
中国でも女性の社会進出は進んでいるし、日本より先を行くくらいではないだろうか。「子ども」というのは、産むか否かも含むと思われ、日本の女性とも悩みは似ているようだ。
SNSの調査結果は興味深い。
SNSのユーザー数が頭打ちになってきたり、離れたりする人がいるとも言われるが、まだまだ消費者の心の声としては重視されており、耳を傾けることの重要性が増しているとあった。
私はインスタで紹介されてる本をよくチェックする。日常で流れている投稿は、なんとなく読んでいるだけでも様々な情報が得られて面白い。
日本では、どんな女性の声となるのか気になる。顕在化していない悩みが言語化されたりしたら救われる人もいるかもしれない。