2022年12月28日日経新聞
2023混沌を読む(3)
「リスキリング、生涯学ぶ土台作りにも力」
フィンランド教育相
リー・アンデルソン氏
昨日の投稿でも、会社が今後、人を採用していくにしても、リスキリング等に取り組んでいることが重要とう調査結果があった。
社会の急速な変化に対応するため、子どもの教育や大人の学び直し(リスキリング)の重要性が高まっていると。
去年の記事だが、フィンランドの取り組み。すべての国民が生涯学び続けられる環境づくりに力を入れてきたとあった。
「教育は成長への投資」と強調するリー・アンデルソン教育相のインタビュー。
重視する理念について、
引用
「『人口が少ないフィンランドにとって最も大事な資源は人材であり、その潜在能力を引き出すために欠かせないのが教育だ。
どんな背景を持つ人にも平等に機会を与える必要があり、フィンランドでは学校の大半は授業料が無料の公立。
教育の質を高める教員の育成にも力を入れている。この国で教壇に立つ人は修士号を持っている』」
とあった。
フィンランドでは、高等教育を終えないと就職率が低くなる傾向がデータに表れていたため、2021年、義務教育の年齢を16歳から18歳に引き上げたという。
もちろん予算は必要だが、すべての人が生涯スキルを磨き続けるための土台をしっかり作る狙いがあるとのこと。
理念が制度につながっているところがすごいなと感じる。
また、教育レベルを向上させるには、デジタルを上手く取り入れることが重要だとあった。そしてそれは、独立した科目にするのではなく、すべてのカリキュラムに取り入れていると。
デジタルをどのように勉強や生活、仕事に取り入れていけば良いかということは、デジタルを独立して学ぶより、科目のなかで使っていく方が身に付きそうだ。
各国の教育には良いところも悪いところもあると思うが、海外の義務教育で良いなと思うのは、留年や飛び級が普通にできる国だ。
理解や成長のスピードはそれぞれ違うが、一律に学年が上がる日本ではどうしても落ちこぼれ感がその後の人生に影響してしまう気がする。
私が本格的に学び始めたのは25才から…
それでも、20代に始めて良かったと思っているが、なかなか自分を信じられなかったなぁ。
コロナ禍で、学年の9月開始の議論があったもののたち消えた。
9月のメリットがいくらあっても変わらないことが推奨されてしまったと感じた。
少しづつで良いから変わってほしいと感じる。