2023年1月23日(火)日経MJ
「美容師の働き方に第3の道」
昨日のMJ一面、
美容室「Agu.グループ」を運営するAB&Companyが、独自の事業モデルで業界に変革を起こし始めたとあった。
長時間労働、低賃金、高離職率という課題を抱える業界で、美容師を業務委託で確保するモデルを構築し、美容師が収入を増やしやすい環境を作ることで、1年で120店も拡大したとのこと。
ここ数年で…👀
AB&Companyの市瀬社長は、「もっと働き方に多様性があってもいいのでは」と考え起業。課題がとてもはっきりと言語化されていた。
引用
「市瀬社長が感じていた課題は、美容師の収入が低いこと、出産などで業界を離れる『休眠資格者』が多いこと、そしてキャリア形成の選択肢が少ないことだった。」
業務委託で自由な働き方を提供し、働く時間だけでなく場所も選べ、収入も上がる人が多く、現状で様々な不満を持った美容師を吸引した。
子育て中でも働き方の自由度が高く、働きやすいことに加え、稼ぎたい人にもフランチャイズオーナー等選択肢がある。
なお、同じ個人事業主であるフリーランスとの違いについては、「業務委託サロンの場合は、店舗が集客を担うため、一定の顧客を得られるという安心感がある。」とあった。
業界からは、業務委託は社会保険がなく福利厚生がないこと、また正社員でないと技術習得の機会がないことなど批判もあるようだ。
働き方に選択肢が多いことはまず賛成だ。その中でやってみて自分に合う働き方を見つけるのが良いと感じる。
私は、いろんな働き方を模索してきたが、出退勤時間が自由になった時に、自分にとって出勤時間がどれだけストレスだったか初めて知った。
一方で、自由なら良いかと思いきや、家にいることはそれほど好きではなく、出勤はしたい。
年金は国民年金でiDeCoをプラスすれば良いのか。独り身で体力が無ければ個人事業は厳しい。産休育休を取るために雇用保険が欲しければ、業務委託は除外だ。確定申告の手間と自由度とを天秤にかけることもある。
そうゆうことは、やったみないとわからないことも多い。
働き方もトライ&エラーの繰り返しで、自分を知っていくと、だんだん幸せを感じられる働き方ができるようになると思っている。