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マーケティング 日経MJ

「若い世代も仲人したい」


2022年5月20日(金)日経MJより一部引用
「お見合いの紹介から交際のアドバイスまでお世話した地域の『お節介おじさん・おばさん』
令和の時代になり、そんな縁結び役を若い世代が副業で手掛けるようになっている。

IT機器メーカーに勤務する永野さん。
2回目の結婚をし40歳を過ぎて子宝に恵まれた。すると自分が幸せを感じる中、周りを見渡した時に結婚を諦めている人が多くきっかけを提供したいと思ったという。
元々、合コンをセッティングしたり服装のコーディネートのアドバイスをしたりするのが好きだった。
結婚考える人に、0から最後まで寄り添いたいと考え、19年から副業で相談所を始めることにした。
知人や知人の知人を中心に利用者を増やし、これまで30組以上の縁を結んだという。
相手の気持ちに寄り添い続けることが求められる結婚相談所の副業は、本業にも生きているという。
『人それぞれに寄り添うことの大切さと面白さを知った。
部下に寄り添って部下の成長が変わる様子が楽しくなった』

副業で結婚相談所開業する人は増えている。
IBJが相談所の開業者を対象に実施した調査によると、コロナ禍に入ってから開業した人のうち58.3%が副業だった(コロナ前44.1%)。
副業で相談所を開いている人達は、縁を結んだ時のやりがいは何者にも代え難いと感じている。
お節介おじさん・おばさんは、時代が経っても形を変えて存在し続けそうだ。」

とあった。
記事にあった 婚活大手のIBJが運営する『日本結婚相談所連盟』に加盟すると、加盟社の会員同士でマッチングができるとのこと。上記の永野さんも加盟しているとあった。
副業で結婚相談所なんてできるの?と思ったが、大手の連盟に加盟したり、フランチャイズもあるようで、面白かった。信頼できる人に頼むというのも良いなと。

シーナアイエンガーの『選択の科学』には、インドの見合い結婚と恋愛結婚の10年後の幸福度を調べたところ、見合い結婚のほうが幸福度が高かったという話が出てくる。
期間が長くなるにつれて満足度が高まり、10年超の時点で恋愛結婚の夫婦よりも満足度がはるかに高かったと。
日本とは全く環境が異なる(教育や宗教など)ため、これが当てはまるわけではないと思うし、自由であることが当然だと個人的には思うが、選択肢は多い方が良いかというと限度があるようだ。
結局は、結婚をゴールとするかスタートとするかの心持ちの問題だともいう…
人がつないだ縁でも、AIがつないだ縁でも大事に育てれば良いのではないかと感じた。

話がそれたが、お節介の末、縁を結んだときのやりがいというのはわかる気がした。
私も、親くらいの存在感の先輩からの『その人にしなさい。』との一言が大変背中を押してくれた経験がある。
お節介するのは躊躇するが、おばさんという年齢に差し掛かり、お節介もポジティブにやっても良いかと思った。