2022年12月19日(月)日経MJ
「シンガポール、糖分に規制の網」
シンガポールで、小売店に並ぶ飲料の糖分表示規制が厳しくなるとあった。
含まれる糖分量によりランク付けし、表示を義務付けるほか、糖分の高い飲み物は広告を禁止するとのこと👀
健康ネタが続くが、国際的に油や砂糖、アルコールについての規制は強化の方向だ。
今回は、増え続ける糖尿病の予防が目的。
引用
「導入されるのは『ニュートリ・グレード(栄養階級)』制度。
国内で販売する飲料を、100ミリリットルあたりの糖分の重量でAからDにランク付けする。
1グラム以下ならA級で最優秀。10グラム超がD級だ。さらに飽和脂肪酸が多いとランクが下がる。」
とあった。
表示しないとランク付けできないため、販売できず、店頭から消えた商品も多くあるとあった。
もともとシンガポール当局は、厳しいイメージがあるが、今回の規制も厳しそう。今後、日本からの輸出品も表示が必要になる。
砂糖については、
#ドール廃棄バナナでデザート
でもちょっと取り上げたが、ドールは精製糖の使用廃止を目指している。
精製糖といわれるグラニュー糖、上白糖、三温糖、ざらめ糖などは、血糖値が急激に上がるし、肥満だけでなく、睡眠にも悪影響があるとされている。
血糖値が急上昇し、急降下する血糖値スパイクは、放置しておくと動脈硬化が進みやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞、がん、認知症などにつながるといわれている。
もちろん、果糖ブドウ糖液糖などもリスクは高い。
食べ物であれば、それほど大量に食べられないが、ドリンクは知らない間に大量の糖分を接種してしまいかねないため注意が必要だ。
今後は、徐々に日本でも規制がされていくのではないかと思われる。シンガポールでは、2023年には飲食店でも規制を開始するようで、日本の飲食店などにも、影響があるかもしれないと感じた。