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世代レスのタテ社会

2023年2月11日(土)日経新聞朝刊
「消費は新・タテ型社会」
(DeepInsight)

先日の投稿で、博報堂の調査から年齢による差が小さくなりつつあるという「消齢化」が進んでいるという記事を取り上げた。
この記事でも消費に関してはその傾向が顕著になってきたとあった。

例えば、映画化されたスラムダンクのヒットや、あいみょんのファン層など、幅広い世代に亘っている。
『20~60代の間では価値観や消費志向の差が消え、日本社会は世代を超えた大きな塊になりつつある』とのことで、これは実感している人も多いのではないか。
親子間で同じものを楽しむことも増えている。

なお、現在、成人人口は40代以上が全体の7割を超え、購買層が縦に伸びるコンテンツほどヒットにつながる傾向があるとのこと。
この「縦」というのが現在のトレンドのように感じた。

今後の消費については以下のとおりある。

引用
「年功序列が揺らぐなどタテの社会秩序は崩れつつあるが、消費については世代レスのタテ社会が広がる。
同時に所得格差は広がり、消費志向の多様性も加速している。特定の世代向けというモノサシを失い、消費ビジネスは一段と不透明さが増している。
ただ、世代や男女にとらわれなくなる分、チャンスは広がる。」

なんとなくこのような流れを感じていた人も多いと思うが、調査結果やヒットの裏側で実際におきていることを見ると、改めて納得した。
結構な時代の変化だといえる。
意識調査でも、女性上司の下で働くことについての抵抗感は如実に下がっているとあり、ほんとに『社会はすでに変わった』といえる。