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LGBTQ法案施行求む

2023年2月9日(木)日経新聞
「LGBTQ法案『差別』規定に慎重論」

岸田首相の秘書官がLGBTQについて
「見るのも嫌だ。隣に住んでいると思っても嫌だ。同性婚を認めたら、日本を捨てる人も出てくると思う。」
と言う発言をして更迭された。
とんでもない発言…
ぶったまげました…

引用
「岸田文雄首相は~
『多様な個性の人が役割や能力を発揮することが経済や社会を元気にしていく』と法案に前向きな考えを示した。」

とあった。

首相は、同性婚を認めれば
『社会が変わってしまう』と国会答弁しており、秘書官の発言はそもそも首相自身の人権意識からの発言ではないかとも報道されている。
これについては、社会はもう変わっている、と声が上がっている。

G7をひかえており、LGBT理解増進法案を通して事態をおさめる様子だが、なぞのこだわりである、「差別」と入れたくないという政府。さっさと入れて次のステップに進んでほしい。
障がい者差別や性別差別の禁止は、法律にも「差別」の記載があるのだ。
海外の政治家には、ゲイやレズビアンであることなどを公にしている人も増えてきた。G7では、その人たちにも差別的対応をするのだろうか?
見るのも嫌だと言うのか?

国連事務総長からも、
「誰を愛し、誰と一緒にいたいかを理由に、誰も差別されてはならない」 と述べられたと報じられた。
(2月7日(火)毎日新聞)

差別の意識は、性別や人種以外にも、貧困や学歴、容姿など様々なところで発生してしまう。
自分も含めて、多くの人が持ってしまう差別意識は、制度としてはもちろんあってはならないし、(表現の自由とぶつかるものの)表に出してはならないという、はじめの一歩の法案をきっちりと、早々に通してほしい。