カテゴリー
マーケティング 日経MJ

ひとりという活動

2023年3月31日(金)日経MJ
「ソロ活進化論(上)
ソロとグルとの間には」
 
1人の時間を楽しむ「ソロ活」が進化しているという記事。
コロナ禍で広がったソロ活、感染拡大も落ち着きつつあり、変化が起きているようだ。これがニューノーマルとなるのかはまだ分からない。
記事にあった一つはキャンプ。
従来のグループキャンプと、コロナ下で脚光を浴びたソロキャンプが融合した「ソログルキャン」の人気が高まっているという。
同じキャンプ場に仲間同士が集まりつつも食事やテントは別で用意する形式がソログルキャンだという。
いいとこ取りな感じがあって良い👀

これについて、
引用
「キャンプ初心者がいきなりソログルキャンを始めるのではなく、先にソロキャンプをしていた人がその後ソログルキャンを始めることがほとんどだという。
適度に距離を置きながら楽しむ日本ならではの文化だと指摘する。」

とあっておもしろい。
心理的安全性が確保できそうw

また、楽天の1人ゴルファー同士が集まれる「一人予約サービス」や、イベントへは1人で参加し、その後のSNS上で感想の共有するなどソロ活の進化が色々上がっていた。
同じ「好き」を持った同士が、ほどよくつながる感じがおもしろい。
私は趣味という趣味がなく、推しもなく、スポーツもやらない…なんだか、とてもうらやましい…。

以下の指摘も興味深い。
引用
『世代・トレンド評論家の牛窪恵さんはおひとりさま・ソロ活の移り変わりについて「1次ブームがラグジュアリー、2次がカジュアル、3次がSNS、そして4次はハッシュタグでつながる文化へと移り変わった』
と指摘する。」

とのこと。
1次はバブル期から始まっているので、ソロ活は、これまで様々に進化して、私も1人で気にせず、食事したり、ときには飲むこともできるような時代にあって良かったと感じる。
レストラン等で食事を一人でできるというところは、日本の良さではないだろうか。外国人記者(確かヨーロッパ)の記事を読んだとき、一人でレストランに入っても変わらぬサービスを受けられるのはありがたいとあった。
いや、ほんとにありがたい。
1人でも良いし、カップルやグループでも良いという絶妙なところにサービスが増えてくると嬉しいし、提供側としてはその視点を持つことが重要となる。

カテゴリー
マーケティング 日経MJ

インフレは続くのか

2023年4月3日(月)日経MJ
「物価高・金融政策占う2要因」
(伊藤元重のエコノウオッチ)

物価の動きが見えにくいとあった。
日経新聞にもあったが、日銀の物価上昇率見通しは2022年度は3.0%、24年度は1.8%と22年10月公表時点から引き上げ、23年度は1.6%に据え置いた。

伊藤先生は、
引用
「物価上昇率の動きを予想するのは非常に難しい。ただ、日銀が予想するように今年と来年、2%を切るような物価上昇に落ち着くとはにわかには信じがたい。」

「3%を超えるインフレ率にもかかわらず過度な金融緩和を続けることは、インフレという火がつき始めているのに金融緩和という油を注ぎ続けるようなものだ。」

と指摘する。
全く予想はできないが、一般市民はインフレを予想しているようにも感じる。個人的に、やはり生鮮食品の価格高騰が身にしみているためか、今後も物価は上がっていく気になっている。
こういう気分が物価にも影響するというが、日銀の予想は当たるだろうか。

記事では、原材料の高騰をまだ価格転嫁できていない企業もあるため、今後の値上げの可能性があること、1月は政府から光熱費の高騰に補助金が出て物価上昇が抑えられが今後もエネルギーの高騰は有り得ることが指摘されている。
私は最近、冷蔵庫を買い、さらに扇風機など省エネ商品を探していて、何となく早く買わなくちゃ(値上がりしちゃう)という気になっている。私だけだろうか。
急いてもしょうがないのだけれど。

日銀の総括はあるのか。
円安が国のためになるとして、20年以上続けた異次元緩和。円安は本当に国のためになるものだったのだろうか。
30年成長のなかったことが答えなのではないかと感じているが、それは日銀総裁交代後に分析・公表されるか。交代はもはや来週に迫るが、日銀の総括検証は2024年になるのではないかと予想されていた。

野村総研研究所
2022年12月19日
「日銀金融政策の展望②:日銀は来年総括検証を行うか」
引用
「日本銀行はマイナス金利解除などの正常化に着手するだろう。その時期は2024年半ば以降、とみておきたい。
従って、金融市場が日本銀行の政策変更を織り込むことを狙って、日本銀行が総括検証の実施を事前に発表するのは、その直前のタイミングとなるのではないか。」
とあった。
まだ先のようだ…

https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2022/fis/kiuchi/1219_2

カテゴリー
その他 マーケティング 日経MJ

グーグルマイビジネスのすすめ

2023年4月5日(水)日経MJ
「グルメサイト、グーグルに後れ」
(大岩佐和子の消費を斬る)

消費者のグルメサイト離れが進んでいるという記事。
代わりに飲食店探しで利用が増えているのがマップをはじめとするグーグルだとあった。ずいぶん前からこの傾向は進んでいたが、ついにグーグルがグルメサイトを抜いたようだ。

昨年、食べログで、飲食店に点数をつける「アルゴリズム(計算手順)」の運用について、東京地裁が独占禁止法違反を認定した。グルメサイトへの信頼というか、イメージの悪化も否めないのではないか。
グーグルのアルゴリズム運用が適正かはわからないものの、無償の口コミや地図から店舗へアクセスする点が、リアル店舗においては消費者の手間を省いているといえる。

引用
「飲食店向け予約・顧客管理システムを提供するテーブルチェック(東京・中央)が昨年6月に飲食店検索の際に利用するツール(複数回答可)を消費者1100人に聞いたところ
グーグルが86.1%%とトップで、
2位のグルメサイト(61.3%)
に大差をつけた。」

とのこと。
それでも飲食店のグーグルマップ対策は進んでいない印象だ。
口コミには、「高評価が多いが、店側が高評価に割引サービスを提供しているため注意」などの書き込みもあり、逆に信頼を失っているケースも…
中小リアル店舗の対策に、本もたくさん出ており、簡単なのでおすすめ。
伊藤亜津佐さんの「いちばんやさしいGoogleマイビジネス+ローカルSEOの教本」
など◎

https://amzn.to/3ZFZAkb

プロフィールにもしばらくおすすめリンク貼ります。@miuramidori5

30代が終わるのを機に、50個手放すキャンペーンを行っている。バタバタと50は達成したので、さらに100を目指してクレカやアカウントにも進出。

50個手放すのは、昔この本を読んでから定期的にやってます。植木理恵さん翻訳
「今すぐ50個手放しなさい! 」https://amzn.to/3K7Jx9b

カテゴリー
キャリア 健康 働き方

先達の後悔のはなし

2023年3月のプレジデントは、
「『定年』の新常識」。
年代別「やればよかったこと」リストというのにひかれて買ってしまった。
いろいろ興味深く読んだ。

老後を乗り切るための考え方にWPPというものがあるらしい。
・長く働く
 WorkLonger
・私的年金
 PrivatePensions
・公的年金(遅らせる)
 PublicPensions

というもので、長く働くことが1番重要だと。個人的には死ぬまで仕事したいと思うので良いが、体力と脳みそが維持できるだろうかという問題はついてまわるだろう…

女性の定年退職後最新事情も気になる。
2022年労働力調査によると、女性の就業率は72.4%まで上昇しているとのこと。だが、そのうち正規は1250万人で4割程度。
他方、男性の正規の割合は約6割。
これらの結果として、女性は組織や役職に頼らないコミュニケーションを求められているという側面があり、老後の心配が男性の「孤独」に対し、女性は「お金」となる。そりゃそうだ。
60歳以上の女性の就業率も62.7%と高くなっていた。働かざるを得ないというところもありそうだ。

また50代の後悔ランキング
仕事では、①外国語を勉強すればよかった、②資格取得や大学院に行けばよかった
プライベートでは、①いろんな勉強、②読書をもっとすればよかった
お金では、男性①もっと貯金、女性①株式投資すればよかった
健康では、男性①もっと運動、女性①もっと睡眠とれば良かった
という感じで興味深い。
運動不足と睡眠不足は確実に健康から遠ざかるよなぁ。
80代の後悔では、歯科検診に定期的にいけばよかったが3位だった。
なお、定年後の満足度と現役時代の栄華が関係ないという。
これもまた興味深い。

https://amzn.to/43tFQnd

最近は、人間関係や生き方について、様々な研究が書籍化され、多くの人が同じように悩み、同じように苦しんでいることがわかる。
先達がいるだけでもありがたい。
よく、自分の悩みを特別なものとか、個人的なこととしている人に会う。私はその度に、いや普遍的なものだと思うよと伝えている。
そんな画期的な悩みというのはそうそうないのだ。

周りから高い評価を受けたときに、まるで自分が周りをだましているような気分になる「インポスター・シンドローム」という概念を知ったとき、こんな個人的な感情に名前がついているなんて…とびっくりした。
シェリル・サンドバーグの著書で有名になったが、多くの女性がおちいっているとされ、現在は女性だけでなく、男性にも同じ症状があることが知られているという。
だから、必ずどこかに答えというか、仮説と対策はある。

「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」
は徒然草だが、1330年代と同じことを思うところに悩みは変わらないのだなと感じる。
色んな話をしたいと思う今日この頃。

カテゴリー
キャリア マーケティング 働き方 日経MJ

人生2週目

2023年3月31日(金)日経MJ
「あなたの人生何周目ですか」
(MarketinEdge)

「人生2周目」というワードをよく目にするようになりました、とあった。
私は目にしたことがなかったため、気になった。
発信源は不明で、広げたのは俳優の芦田愛菜さんを巡るネット上の考察だという。

引用
「高校生なのに老成した発言や名言、落ち着いた立ち振る舞いに『1度人生を経験し、転生したような2周目の人生に見える』という意味です。」

とのこと。
最近、マンガではバットエンドからの巻き戻り人生や、生まれ変わって人生やり直し、転生してやり直し…のようなファンタジーが多くある。
たくさん読んでいない個人的印象だが、特に縦読みの韓国漫画に多い気がしている。
この未来を知った上で、もう一度やり直すファンタジーからきている言葉のように感じる。この転生ややり直しというのが、ジャンルとして確立し、すでに比喩として使われているということかと。

この流行の背景は、誰もが持つ、やり直したいという感情を満たすのか、それとも一種の勧善懲悪の物語で、小気味良いのか、または”本当の自分”というような、理解してほしい欲求を持つ人が満たされるのだろうか…🤔
記事でも、漫画「東京卍リベンジャーズ」やドラマ「ブラッシュアップライフ」が上がっていた。私はどちらも知らないが。

また以下の指摘もおもしろい。

引用
「同じ人間として生まれながら生を受けた境遇や親、才能の違いに諦めの気持ちを抱いてしまう2周目的人生への憧れと嫉妬。少し『親ガチャ』にも似た感覚です。

~これもネット社会ならではの現象かもしれません。膨大な情報量の流通は便利ですが、自分の立ち位置が相対化されやすい状況に陥ります。」

とあった。
なるほど。
確かに インターネットで情報を得られるようになってから、自分を相対的に見ざるを得ない環境になったと言える。
あの人と私はなぜこうも違うのか…と。
それが、あの人は人生2周目という表現になったわけか。
環境の変化が自分の考え方を変えていく。様々な悩みも 環境が変わればまた変わるだろう。
それにしても、自分でコントロールできることって少ないな…。
面白い記事だった。
人生が100年になったら、1度の人生でも二周ぐらいはする気がする。私もそろそろ後半に突入していく。2周目と思って1周目の失敗をかてにやっていきたい。

カテゴリー
マーケティング

消費者の声はSNSに

2023年3月3日(金)日経MJ
「8日の『婦女節』商戦』
(中国人消費SNS分析)

3月8日の国際女性デーは、中国で「婦女節」と呼ばれ、職場などでは女性が半休とされたり、公的機関では女性に感謝を示すイベントなどが行われたりする、とあった。
2010年代後半からはECプラットフォームの発展で「女王節」や「女神節」などのネーミングで、婦人商品のキャンペーンを行う商戦となるがこれに変化があるとのこと。

引用
「21年ごろからのプロモーショントレンドを見てみると、単純に『女性に商品を売り込む』宣伝から『女性の悩みを代言し、寄り添う』ブランディングへと姿を変えている。
そこで重要なことは、現代中国女性にとっての悩みを知り、それに沿ったメッセージを発していくことである。」

とあった。
また、中国女性の悩みに関するクチコミを収集、分析した調査では、悩みの多い順に「子ども」「睡眠(寝不足)」「仕事」と続いたとのこと。
中国でも女性の社会進出は進んでいるし、日本より先を行くくらいではないだろうか。「子ども」というのは、産むか否かも含むと思われ、日本の女性とも悩みは似ているようだ。

SNSの調査結果は興味深い。
SNSのユーザー数が頭打ちになってきたり、離れたりする人がいるとも言われるが、まだまだ消費者の心の声としては重視されており、耳を傾けることの重要性が増しているとあった。
私はインスタで紹介されてる本をよくチェックする。日常で流れている投稿は、なんとなく読んでいるだけでも様々な情報が得られて面白い。
日本では、どんな女性の声となるのか気になる。顕在化していない悩みが言語化されたりしたら救われる人もいるかもしれない。

カテゴリー
その他

中川政七商店のスタンス

2023年1月29日(日)日経新聞スタイル
「前例に倣わず考え続ける」
工芸を中心に生活雑貨を扱う中川政七商店(奈良市)13代目社長(現会長)のインタビュー。

約300年前から奈良晒と呼ばれる高級麻織物の卸売業として創業し、中川さんが入社した2002年段階では、卸事業メインだったとある。
入社後、卸売りだけではなく、製造から小売まで一貫して行うSPAを確立し、全国に店舗を拡大。会社のブランド構築を進め、他の工芸メーカーへのコンサルティング事業も立ち上げた。08年に33歳で社長を就任。18年に引くまでの16年で年商は4億円から52億円に拡大したとあった。

世襲にこだわりがなく、「むしろ良い会社を目指す第1歩として自分の次の社長は中川じゃない人間にすることを最初に目標にした」という。

中小企業診断士としては以下の点が興味深い。

引用
「心理学者アブラハム・マズローが人間の要求を分類して示したように、法人にも自己実現の欲求があり、自分達の存在意義を実感することは欠かせない。社会貢献、利益追求、そして自己実現という3つが重なるところで、会社の事業は存在すべき」

とあった。
会社というものに希望がもてる考え方だ。
個人的には、どうしても会社という集団や組織についてはネガティブな働きがおきると思っている。例えば集団浅慮のように判断を誤ったり、集団から抜けていく人に対し、ルサンチマンを持ったり。
また、会社は利益の追求が前提であるが、大きくなるほど利益追求より人事など権力闘争が優先されたりする。
上記の3点を考えるようにしたい。

また、
「『実はずっと前からライフスタイルよりもライフスタンスが大切なんじゃないかなって思っていた』と語るように、目に見えにくい根幹の姿勢が、ブランドそのものに強く影響を与えると考える。」

というところも印象的だ。
他の記事でも、要は生き方だと、生き方の表出としてのスタイルであり、プロダクトがあると言っていた。
考え方がとても明確でシンプルだと感じるとともに、なかなか行動まで一貫することは難しい。生き方は、マーケティングのような表面部分にも出てしまうし、出てないのであればそれは嘘になってしまう。
何となく、DHCを思い出した。商品力も知名度もあったが、差別的な発言や報道活動によって私としては嫌悪感がつのった。
結局、2022年11月にオリックスが株式譲渡を受ける合意が成立したようだ。
良いスタンスを持って働きたいと感じる。

参考https://note.com/coten_inc/n/nc4fd61e78fc4#dd789102-f32e-4a44-97ec-343e6a6da9e9

カテゴリー
マーケティング

非日常感というニーズ

2023年3月1日(水)日経MJ
「高まる若者の旅行意欲、非日常でゆっくり・自由に」
(大岩佐和子の消費を斬る)

若者の旅行意欲が旺盛らしい。
引用
「コロナ禍で交友関係が浅く広くから深く狭くなり、気心知れた仲間とは時間を気にせず会って楽しみたいというニーズがあるようだ。
『1年ほど前から20代前半の方が1泊2食付きのひとり2万円ほどのプランを利用するようになった』。
こう話すのは、まちごとホテル「SEKAI HOTEL」を営むクジラ(大阪市)の矢野浩一社長。」

とあった。
昨日、仕事で金沢で一泊したが、泊まったホテルに若者多かった。あれ、春休み?と思うくらいに。
星野リゾートの若者限定プラン「界タビ20s」の利用者数が年々伸びているようだ。
コロナ禍のGoToキャンペーンや旅行支援を経て、ホテルや旅館での宿泊、旅行の計画などの経験値が向上したこともありそう。宿泊自体に付加価値を付けたプランも増えてきている気がする。

SEKAI HOTELは、「まちごとホテル」というコンセプトで、ホテルの周辺にある飲食店や銭湯、商店などが提携し、観光もホテルの滞在も楽しむことができるようにデザインされている。
このようなホテルは、地域のお店と連携して魅力を発信し、協力しあっている。
以前、飛騨高山で泊まったhotel around TAKAYAMAもそのようなコンセプトだった。
「回遊拠点型ホテル」と定義し、街と文化と人をめぐるハブとなり、 地域を体験できるように仕掛けている。

星野リゾートを筆頭に、若者に訴求する工夫もされているようだ。
金沢で泊まった(ビジネス?)ホテルは、トイレとバスが別で、ベッドルームとの間に大きめの扉があり部屋が分かれていた。
ユニットバスは、カップルや友人、親子で泊まるときもなにかと不便だなと感じるため、このようなホテルが増えると嬉しい。
若者だけでなく、いろんな楽しみ方も増えていきそうだ♪

カテゴリー
その他

不動産エージェントは健全か

2023年2月27日(月)日経MJ
「居抜き物件やエージェント、ネットで仲介」
(先読みウェブワールド野呂エイシロウ)

不動産エージェントという個人で活躍する不動産のプロがいるらしい。

引用
「不動産売買などをオンライン上で手がけるTERASS(テラス、東京・港)の江口亮介社長に聞くと、同社に登録するエージェントは社員ではなく、業務委託している個人だという。
『ノルマがないため、押し売りをせず、付加価値の高いサービスを提供できる』と話す。また、高いコミッション率とフルリモートの働き方で、優秀な人材が集まりやすいそうだ。」

とあった。
同社は不動産のマッチングサイトで探す人と不動産エージェントをマッチングしている。
社長は、日本の不動産業界は米国と比べ、優秀な個人が活躍しにくい構造だと感じていたとあった。
投資などのアドバイザーは個人も耳にするが、不動産にも個人のエージェントがあったとは知らなかった。

また、中古住宅について以下のとおりある。
引用
「中古住宅市場は成長性が見込めるが、新築より専門性が求められる。消費者にとっては自分に合ったエージェントと出会うことが売買では大事になる」
とのこと。

インターネット登場以降、「出会い」というものにマッチングという言葉がよく使われるようになった。
マッチングリスク意識というものがある。
購入した商品等が満足いかなかった場合を考慮し、購入を踏みとどまる原因となる。購入経験の無いもの、高価なものは大きくなり、不動産はその典型だろう。
個人のエージェントを信頼できるのかは、その報酬体系にもよりそうだなと感じた。

ニーズに合う出会いは、昔に比べれば容易になってきたのだろうか。
すべてのニーズを満たすものはなかなかないが、多くの人は自分に合うものを探し続ける。
そのニーズが本当に自分のものなのかは気になるところだ…
意外と親のニーズやパートナーのニーズを叶えようと一生懸命に生きていたりして。

カテゴリー
マーケティング

ホームページの更新という見直し

2023年2月27日(月)日経MJ
「ホームページのズレ改善」
(神田昌典の未来にモテるマーケティング)

神田さんの記事。
「見込み客は今までの何倍も集まっているのに、成約率が大きく下がっている」、そんな悩みを抱える企業が多いのが、今年の特徴らしい。
マーケティングとして取り組むべきは、SNSではなく、「ホームページの改善」だとあった。
コロナ禍で様々な変革を行ってきた会社もホームページを更新しておらず、ホームページの情報が現状とズレている。そのズレを整え直す良い機会が2023年の前半だという。

引用
「あなたの会社は未来に向かって一貫した戦略を描いているだろうか。もしそうでなければ、ホームページの改善から始めるとよいだろう。会社の頑張りが報いられる内容に変えていく。すると、その過程で会社を未来に向ける糸をつむぎだせるかもしれない。今こそ絶好のチャンスだ。」

とあった。
事例のメッキ加工企業も面白かった。とても参考になる記事でおすすめ。
ホームページの改善とは、なかなか大がかりになりそうで手をつけていない会社(個人)も多いのではないか。自分もそう。
取り組むことで、見えるものがありそうだと感じた。

なお、個人や小規模な会社でホームページを作成する場合、wordpressで作ることが多い。
自分で作成する場合、佐々木恵さんの『いちばんやさしい WordPress 入門教室』という本がとっても良かった。https://amzn.to/3KWIpHw
トップページ等の作成、ブログやバックアップ、セキュリティまで一通りが、とってもわかりやすく解説してあり1日もあれば十分できる(写真などの素材は用意する必要あり。)のでおすすめ◎

神田昌典さんhttps://www.kandamasanori.com/media/15528/