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SNS関連求人

2023年4月7日(金)日経MJ
「SNS関連、転職求人2倍」

転職市場でSNSの運用・分析を担う専門人材の獲得競争が激化しているとあった。
パーソルキャリア(東京・千代田)によると、2022年はSNS人材の求人が前年から2倍に増えた。この背景は、企業が自社のアカウントを作成し、広告宣伝やマーケティングに活用するケースが増えているとのこと。

引用
「SNSユーザーの目を引く画像や動画の撮影・編集などのほか、SNSの運用だけではなくアクセス数を伸ばすための戦略立案やユーザーとのコミュニケーションを求める仕事もある。
このほかSNSを核にしたデジタルマーケティングを支える人材も引く手あまただ。」

とあった。
SNSのビジネス活用が、アパレルや飲食以外にも広かったことも影響しているようだ。
マーケティングは、女性が活躍できる分野だとマーケターの神田昌典さんは発信している。
現在のマーケティングには、データ分析も不可欠となってきており、統計学、情報工学などの分野に女性が増えたら良いなと強く思う。
最近では、「リケジョ」というのも古くさく(なるといいな)、女性は文系という認識も薄まってきた。
また、日本の大学において、文系・理系の断絶が深いことが、若い頃に自分の可能性を狭めることになっているのではないかと感じる。海外では、分かれていても越境する仕組みがあるという。

最近、中村淳彦さんの「東京貧困女子」を読んだのだが、そのなかで以下の指摘に納得してしまった。

引用
「貧困家庭や不遇に育った女性ほど、自分のために合理的に稼ぐより、人の役に立ちたいという意識を持って低賃金の福祉系職に就く傾向がある。」

思い当たる節がないだろうか。
もっと稼げる仕事で、自分の力を発揮できるところがあると考えてみてほしい。稼ぐことと自分の間に線を引かずに、仕事を選べないものか。
もう一つ、胸をつかれた指摘は以下のところ

引用
「人間関係がないので自分自身の選択を客観視する環境がなく、自己評価が高いので自分が間違っている自覚もない。
〝生きるために必要なものを捨てている〟という感覚がないまま、どんどんと厳しい環境に追い込まれていた。」

著者は上から目線ではない。
完全に客観的でもなく、その状況を分かりやすく伝えてくれる。だからか著者からの指摘は共感できるものが多かった。

学び直しとしての講座も増えている。
経済産業省Reスキル講座認定「データサイエンティスト育成コース本講座」は、雇用保険の給付金対象だ。
アルバイトでも雇用保険には入れる。そこから、雇用保険を使って何かを学ぶチャンスもある。
それにしても、日本の貧困の状況は異常だと感じる。ただ、運が良いか悪いかでしか、貧困から抜け出せないのだろうか…。

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